想定の範囲内

不屈の闘志・ふぬけ共和国・マンガ:05「つれづれなるマンガ感想文」6月後半 - 【雑誌】・「週刊少年ジャンプ」29号(2005、集英社
http://picnic.to/~funuke/comic05/turezure062.html#jump29

しかし、その中で確実に過去の「ジャンプ放送局」と比べて時代が変わってしまったと感じるのは「テレビDASH!」というコーナーだ。
これは過去の「TVいちゃもん言っちゃうもん」とまったく同趣向のコーナーだが、「テレビにツッコミを入れる」ことが画期的だった80年代と異なり、ほとんどのツッコミが制作者サイドにおって「想定の範囲内(ゲッ)」だったりするところが哀しい。

TVというメディア、いやマスコミ全部でもいいか
そういうメディアが相対主義を自らの内に取り込んだ事で
「突っ込み」さえも「自分のもの」として取り込めるようになった
それは反権力ではなく、むしろ権力の強化作用として働くんだ


以前、さやわかさんが痛罵していたハタヨークとかのお笑いも
この辺の動きと関連して誕生したのかもしれない