真性引き篭もりさんの「ULTIMATE LOVE SONG」to はてな

真性引き篭もりことhankakueisuuさんが、リアルにやってるヤツがDISったぜ買うなら売るぜ売るなら買うぜ文句があるなら作れアンサーソング食ってやるぜLIKE夜食の茶漬けというような大作エントリーを執筆されていました。

はてなブックマークのコメント機能を無くせ、などといった論を見てわたくしは天を仰いだ。ふざけるな。それは暴徒に負けてルールを変えろ、暴徒に敗れてシステムを変更しろという暴力を背景とした圧力の論であり、人類の敗北そのものであり、努力の放棄であり、生存停止のススメ全人類に対して自死しろと言っているのと同じ事だ。


それは断じて成らざる究極の間違いであり、決して思想として選択すべきではないものなのである。つまり、2ちゃんねる化は不可避であるが、それを管理によって一定レベルに押さえ込む事は可能なのであるからして、その努力を行えあるいは怠るなという考え方こそが正しいのである。


悪者の為のルールを作り、悪者のための設計をし、悪者に併合する形でいいもんに対してそのルールと設計を押し付け、不便を強いるとはまったくもっての言語道断、誤りである。


悪者、というのはたかだか1%あるいはその前後に過ぎない。
その程度の輩の為に何かを放棄しろと残りの99%に説くは愚行の極みである。


それを主するという事は「全てが2ちゃんねるになる」という事態を望んでいるのと同じおことであり、アンチ2ちゃんねる的なものという僕の立ち位置からすれば絶対に許容できない思考の置き場所である。必要なのは暴徒の排除もしくは隔離隠蔽である。

上記の部分は拙エントリーを指しているようにも思えたので少し反応を。
前回のエントリーで僕が「コメント欄廃止論」を支持したのは、「悪者」に対する態度の違いというよりは、「はてな」に対する(この場合は僕とhankakueisuuさんの)期待値の差によるものが大きいと思っています。hankakueisuuさんははてな側の徹底した「管理」によるブックマークコメントの正常化を望まれていますが、僕は既に今の「はてな」にはそのような手間のかかる管理の方法を積極的に選択していくような意志も能力も無いと思っているので、ならばユーザー側に多少の不便を強いてでも強硬な措置に出た方がマシかなあと。
逆の言い方をすると、恐らく「はてな」にとっては一番面倒だろう「コメント欄の徹底管理」という手法を選択すべきと主張するhankakueisuuさんは「はてな」に対する期待値が非常に高いとも言えるわけで、やっぱりid:kowagariさんのご意見が正しいという結論に…まあそれはさておき。


前回のエントリーでは「はてなブックマークユーザーは、外部から「群体」として評価される」というようなことを書きましたが、結局のところ今のシステムのままでは、何か問題が起こった際に「たかが1%の悪者ユーザー」を放っておいた為に、「悪の巣窟の住人」というレッテルを貼られ、外部から糾弾されるのは「残りの99%」のユーザーである可能性が高く、しかも2ちゃんねるの「名無しさん」ほどユーザーの匿名性が高くない為に、ユーザーが直接的に(外部からの)批判によるダメージを受けてしまう可能性がままあるということを考えると、多少の不便を我慢してでもそのリスクを回避する価値はあるのではないかと感じた故の結論だったので、さらに良い代替案がもし実現可能ならば(持論の)取り下げも甘んじて受け入れるつもりだったのですが、その後に出た公式見解が……うーん、いい加減愚痴っぽくなってきたのでこのあたりにします。
hankakueisuuさん、面白いエントリーをありがとうございました。