2ちゃんねるに帰属意識を持ちたがる人々

備忘録ことのはインフォーマル - そんなに2ちゃんねらーを定義してほしいのか
http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20051005#1128500168

2ちゃんねるを批判されると、反論したくなる人。

それは2ちゃんねるの一部の人であって、大半は違うといいたがる人。

2ちゃんねるを誉められると、胸を張りたくなる人。

モナーやギコを勝手に使われると、権利を奪われたと感じる人。

2ちゃんねるを主な会話場所にしている人。

2ちゃんねるでネット内外のイベント*1を企画・告知し、あるいは2ちゃんねるで企画されたイベントに参加する人。

2ちゃんねる専用ブラウザを使って、dat落ちしたスレッドも読めるようにしている人。

2ちゃんねるがないと生活パターンが狂う人。

こんなところでどう?もちろんand条件じゃなくてor条件だけど。

で、当てはまるのが多い人ほど濃い2ちゃんねらーってことで。

ちなみに、コメント欄で「自分は2ちゃんねらー」と名乗る人は逆に嫌いではない。

2ちゃんねらーじゃないけど、と言い訳しておいて、必死で2ちゃんねる擁護しようとする人には呆れてますが。


児童小銃 .456 - 2chの悪口を書かれると自分の胸が痛む人へ
http://d.hatena.ne.jp/rna/20051006#p1

2ちゃんねるの悪口を書かれると自分の胸が痛む。そんな感覚が「帰属意識」というものなんですよ。と、やさしく諭してみるテスト。

あなたにとって2ちゃんねるが単なるバラバラの個人の集合体で、あなた自身はそのなかのただの一人でしかないとしたら、そんな感覚は生まれるはずがない。ましてや他人のブログにやってきて、慣れない手つきでマジの議論なんて始めるわけもない。だって、そんなのメンドクサイじゃん、普通。

2ちゃんねらーを定義してください」と言われたら「それはあなたのような人だ」と答えたい。

で、コミュニティへの帰属意識があれば普通は仲間が悪いことしたら自分も恥ずかしい思いをする。もちろん「全体としては悪くない」という言い訳はするけど、それは再発防止策を考えたり、悪い奴を仲間として批判したり、という形でコミュニティとして一定の責任を引き受けた上で、「だから全体としては悪くない」ってポーズをとれるわけ。

もちろん、2ちゃんねるはそういう形で責任を引き受けられる仕組みにはなってない。だから「責任とれ」とか言っても両手両足縛られて天上から吊されてる奴に土下座しろって言ってるようなもので無茶な話ではある。でもそれはあなたが好き好んで吊されに行ってるわけだから、しょうがないよねってことにはならないよね。

↑のエントリーについたコメント
http://d.hatena.ne.jp/rna/20051006#c1128565665

a 2ch user 『今回こういうエントリーをお書きになるまでの経緯を追った上でのコメントではない事をお許しください。
のまネコ騒動関係だとは思っていますが。
(僕のポジションは「2chねら」で、avexには腹が立ってます。積極的には何のアクションもしてませんが)
帰属意識ですか。それってつまり、自分が何者か?を説明する時に、「2chを愛好している」というような肩書きが付くという自覚があるという事と同じでしょうか。


同じ肩書きの付く人間が何か恥ずかしい事をした時、肩書きが共通である事で第三者には同じような人間と見られる事がある。そして「2chに集う人間は…」と悪口を言われる事もある。
それに対する「一緒にするな!」という反発。これは団体を擁護したいというよりも自分を擁護してるんであって、帰属よりもむしろ独立の方向へ向かう意識のような気もするんですけど、これもやっぱり帰属意識って事なんですかね。


avexの行為に反感を持った2chねらの一部を中心としたグループ vs avex」という状況の中で、
勝敗に不利になる行為をした者を「我々の構成員ではない」と言いたくなるのは帰属意識とはまた別の話ですよね。
匿名故にグループの境界線がはっきりしないのが弱いとこですね。
名簿でも作ってきっちり団体立ち上げてれば、あれはおれたちがやった事ではないって明言できるのかな。』

以下上記コメントへのなんば(id:rna)さんの解答


児童小銃 .456 - 「独立せよ」(c海江田艦長)
http://d.hatena.ne.jp/rna/20051006#p2

コメント欄の a 2ch user さんへ。

それに対する「一緒にするな!」という反発。これは団体を擁護したいというよりも自分を擁護してるんであって、帰属よりもむしろ独立の方向へ向かう意識のような気もするんですけど、これもやっぱり帰属意識って事なんですかね。

まず、そのくらいの量の文章(元のエントリよりも長い!)をやりとりするつもりならどこかにブログ立てましょう。はてなでもいいし。「名無しさん」の作法*1を捨てて、自分も逃げ隠れできない形で他人から突っ込まれるリスクを背負うこと。「独立」ってそういうことじゃないでしょうか。

2ちゃんねらー」がなぜ 2ch に愛着を持っているかというと、それはスレや板での日々の交流、時には祭にも参加したり、電車男の心配をしてみたりとか、そういう楽しいひとときの記憶があって、かつ、そのような体験が 2ch ならではのものだと思っているからでしょう。

そしてそれは「モナーを愛する」と称する一部の行き過ぎた人たちも同じはずです。その人たちは、ひょっとしたらあの日あの時あのスレで一緒に盛り上がった人たちかもしれない、自分を癒してくれたあのレスを書いた人かもしれない、そう思わないのでしょうか?

匿名だからこそそういう可能性を拭いきれないはずなのに、都合が悪くなると他人扱いして「一緒にするな」ってあんまりじゃないですか? そういうところが帰属意識帰属意識でも「都合のよすぎる」帰属意識と言われる所以なんですよ。

実際、自分が罵倒した名無しさんが実は知り合いだったなんてことはあるわけです。気付いたときは血の気が引きますよ。僕なんかはそういうのがストレスになることもあってだんだん 2ch に書き込まなくなったわけですが、2ch に残ってる人たちはそういうことは考えないか、考えても気にならないか、あるいは考えないようにしてるんだろうなぁ。


児童小銃 .456 - 圧力の源泉
http://d.hatena.ne.jp/rna/20051006#p3

もう一点、「都合のよすぎる」話。

2ch で運動(いわゆる「祭」)が起こって、それが誰かに圧力を感じさせたり世の中に影響を与えたりする時、圧力を感じる側は「2ch の一部の人」とは思わないわけです。実際動いているのは一部でも、いざとなればその「一部の人」に協力しうる大量のユーザが背後に控えていると思うから圧力を感じるわけです。2ch という場を愛し、日頃 2ch を盛り上げている人たちは、本人にその気があろうとなかろうと、圧力を感じる側から見れば「一部の人」予備軍として頭数に入れられてしまっていて、結局「一部の人」の運動の成功に貢献してしまっているわけです。

ブレーキのきかない自動車にガソリン入れて整備して(でも決してブレーキは直さない!)いつでも「一部の人たち」が乗れるようにメンテナンスしてるのは「大多数の人たち」という構図。


特にぼくから結論めいたものはないのですが
最後にもう一度松永(id:matsunaga)さんのところから天才コメンテーターさんのコメントを


http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20051005#c

shibaku
『今度は「無関係を装う人のガイドライン」でも作らないとダメなのかな(;´Д`)。論争(というかそれ以前に論でもないんだが)を挑む人用のテンプレートを配布した人をわたしは憎むよ。影響されやすく洗脳されやすいってのはそれだけ純真ってことなんだから。そういう人たちをこんな形で利用するのは酷いと思いました。』