はてなアイデアがどうしようもない理由

いささか旧聞になってしまいましたが…


H-Yamaguchi.net: 「はてなアイデア」の何が革新的なのか
http://www.h-yamaguchi.net/2005/08/post_0183.html

近藤社長はきちんと説明していたが、予測市場アメリカでは以前から実施されていたもので、はてなが始めたものではない。そもそも予測市場と呼べる試みが始まったのは1980年代だ。アイオワ大学のIowa Electronic Marketsの大統領選予測先物市場が、選挙結果の予測に有効であることがわかったからだ。それ以降、主に実験ベースではあるが、ヒューレット・パッカード、フォード、シーメンスオーストリアマイクロソフト、イーライ・リリーなど、企業での取り組みも最近増えている。企業内における予測市場は、典型的には自社製品の売上やプロジェクトの完了時期などの予測に用いられている。たとえばヒューレット・パッカードでは、社の公式の売上予測を上回る精度の予測結果を示したし、シーメンスオーストリアの例では、プロジェクトが予定通りには完了しないだろうという、公式には表明しにくい予測が抽出されるという効果があることが示された。


大きい企業でも使えるのではないかというが、企業内予測市場はむしろこれまでは大企業で使われてきたという点で逆だ。上記の実例はいずれも大企業だ。もちろん小規模の企業が行っているものもある(Hollywood Stock ExhangeやNewsFuturesなんかはそうだ)が、これらと上記の大企業の市場とは大きなちがいがある。Hollywood Stock ExhangeやNewsFuturesNewsFuturesが行っている予測市場は、当該企業の外にある事象についての予測を行う。映画の興行収入とか北朝鮮の核実験実施の可能性とかそういったものだ。これに対して大企業の予測市場の多くは、製品の売上やプロジェクトの完了時期など、企業内の意思決定に直接関連する情報で、社員のみが参加者となる。これらが企業内で行われる理由は明らかだ。製品の詳細な情報やプロジェクトの進行状況は外部の人にはわからないし、そもそも社外秘の情報だったりするものも多い。それを社外の参加者に取引させることは、情報の抽出においてあまり役に立たないだけでなく、情報漏えいのリスクが高い。だから社内で運営するのだ。


ここだ。この点が「はてなアイデア」の革新的な点だ。「はてなアイデア」は㈱はてなという企業の意思決定に直接関わる内容を社外の参加者、より具体的には顧客に取引させている。参加者は「自分がどんな機能を欲しいか、どんな改善をしてほしいか」ではなくはてな」がどんな機能を実装するかを予測する自分の視点ではなく、はてなの視点に立つのだ。この点を近藤社長は明確に意識している。講演の中で、「はてなアイデア」への発展のプロセスを語っていた。単なる要望受付や投票だけでは、顧客は自分の要望だけを伝えようとするので、「はてなアイデア」にたどりついたのだと解説していた。確かに予測市場は参加者の視点を変える効果があるが、これをこのようなかたちで利用した例は、日本だけでなく、おそらく世界初だと思う。はてなは社員が10人ぐらいだそうだが、「はてなアイデア」によって、3,000人の企画部員を社外に得たのだ(そもそも社内でやろうとしても、10人で市場を作るのはけっこうたいへんだ)。こうした「人的レバレッジ」は、おそらくはてなという会社の本質に根ざしたものだろう。その意味で会社全体の姿勢と整合的な、より「地に足のついた」在り方なのだと思う。「はてなが小さい会社だからできるのでは」という意見もあった。そういう面もあるかもしれないが、会社規模と不可分だとは必ずしも思わない。それははてな顧客とともにあり続けられるかどうかにかかっている、といえる。

ユーザーの「単なる要望」をすらコントロールして
ハテナダイヤリーマスター近藤ジェダイの掌の上ですか
ワレワレはいつからはてなの「人的ビバレッジ」になったんでしょうか
ただの無料ブログユーザーだとおもってたんですけどねアハハハハハハハハハハ


実際にこんな身勝手な事して退会者を出してしまった企業が
「願客と共にあり続けます」なんて言い出す事は
国民新党の言い分とどっちが信用出来るか!?なーんてな


もうわかったから貴方達は
はてなやおいのネタをお姉さま方に提供してください早急に!!!!111
ラッシュ爆吸ガチムチなホリエモンには出来ない所業だと評価されてるんですから